前回にひきつづき、開催中の展覧会 『芸夢・ゲーム』 の様子をお伝えします。
2つめの展示室に入って、まず目に飛び込んでくる大きなワニの作品。
)))みのり 〈富田菜摘 作〉
この全長6メートルのワニ、実は浜田市のみなさんからご提供いただいた古着を活用して作られています。
大きく開いた口からワニの中に入ることができ、お腹の中に潜入!音がなるしかけを楽しんだり、顔のサイズに開けられた穴から顔をのぞかせて外の様子を見たり。もちろん大人の方も入る事が出来ますよ。
私は「みのり」のまぶたがお気に入り!カチューシャでつくられていてとってもカワイイです。
富田さんは、もう使われなくなった“廃材”を、作品としてよみがえらせる名人。古着だけでなく、金属の廃材や、使い捨てのプラスチック製品、もう読まなくなった雑誌や新聞を利用して制作されています。捨てられる運命にあった廃材が、作品として生まれ変わり、たくさんの方の心に残っていきます。すてき。
)))大作と大吉 〈富田菜摘 作〉
展示室にはこの他にも、さる、くじゃく、ヤモリなど、さまざまな生き物作品がみなさんのお越しをお持ちしています。どんなモノが動物に生まれ変わったのか、じっくり観察してください。
さて、展示室を進んでいくと… なんだか楽器の音が聞こえるぞ…?!
)))フレクトリックドラムス 〈馬場哲晃 作〉
この作品、取っ手を握りながらとなりの人の腕をたたくと、ドラムの音がするではありませんか…!
体がドラムになっちゃった??!どこから音がするの??ふしぎ!
腕だけでなく鼻やほっぺにタッチしてもドラムの音が聞こえます。
私の体はいつの間に楽器になったの!!ってびっくりしちゃうかもね☆
)))フレクトリックゲーム 〈馬場哲晃 作〉
音楽のメロディにあわせて向かいの相手とパチンと手を合わせて挑戦するゲーム。
呼吸をあわせてタイミングよく手をあわせるのが重要です!
馬場さんの作品は、誰かとコミュニケーションをとることで成り立ちます。
相手の顔を見ながら、声を聞きながら、会話をしながら楽しむ作品ばかりです。
さて、つぎの作品。なんだかみなさんエキサイティングしています!
)))Pac Pac 〈電気通信大学小池研究室 作〉
指から飛び出すミサイルで悪いウイルスをやっつける、次世代型シューティングゲーム。
モニターの上で指をまるめてパッと離すと、ビームのようなミサイルが飛び出します。
自分の指からビームが出るうれしさ…!!
一度にたくさんの人数で楽しむことが出来る作品です。
展示室で出会ったお客様同士、力を合わせてゲームをクリアしてくださいね!
いつもついつい、「わああ~!」「そっちそっち」「ひゃあああ~!!」って言ってしまう。
みなさんとっても楽しそうに体験していらっしゃいます。
笑顔あふれる展示室です。
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今回はここまで。作品紹介はまだつづきます。次回をお楽しみに~☆
なな