『橋本明治・橋本弘安 ~親子二人展~』は、6/10まで<前期展>を開催中です。

「そういえば、今まであまり考えたことがなかったけど、絵の具ってどうやってできているんだろう?絵の具の色って何から生まれているんだろう?」 ・・・急にそんなギモンをもったそこのあなたにぜひ見てもらいたい展覧会です!

橋本弘安画伯は、日本画家であり岩絵の具研究の第一人者でもあります。 岩絵の具というのは、日本画を描くときに使われる絵の具で、鉱石などを砕いて作られるもの。

絵の具屋さんに並ぶ岩絵の具を見た時に、なんてキレイなんだろう!と、その美しさに驚かれた弘安先生。その後、色の研究をしていくうちに、ご自身で絵の具をつくるようになりました。 

そんな様子も弘安先生にお借りしてただ今展示中です!

  孔雀石、藍銅鉱(アズライト)、ラピスラズリなど、天然の鉱物を砕いて粉にし絵の具を作ります。

 そしてその絵の具はご自身の制作にも反映されるようになります!

天空(1993年)/夏の日の午後(1997年)

夏の日の出会い(2009年)/遠い花火(2008年)

 自作の絵の具で描かれた作品は、淡いパステル調の色合い。展示室に入った瞬間にホットできる、やさしく穏やかな色彩です。

 

 パッと見ただけでも、じっくりと見ても、色の奥深さを感じます。

淡いのに存在感があったり、明るいと思ってもよく見るとどこか暗いような気もしたり、こんな色初めて見た!とワクワクしたり・・・奥深い世界です。

 色ってとってもステキだね・・・!!!!!と改めて感動;;

 
展示室では、↑上の写真のように、色を顕微鏡で観察することもできます。金色って顕微鏡で見るとどんな風に見えるんだろう?何が見えるんだろう?色のフシギを探検してみてください。探検してから作品を見てみると、またちがった発見があるかもしれません。
 
“色がきれい”な日本画の魅力を存分にお楽しみいただける展示となっています。ぜひご来場ください★