展示室に突然ジャングルが現れた!
カランカラン、ギーコ、ボーボー…
あちこちから不思議な音が聞こえるぞ。
赤・青・緑…虹色の光が輝いているよ。
音を聞く、光を感じる、
さあ イメージの世界を探検しよう。
ジャングルぐるぐる 松本秋則の音と光の世界
1998年 1月31日(土)-3月22日(日)
浜田市世界こども美術館では、同時代を生きる作家がつくりだす新たな表現の可能性と、その魅力を紹介する企画として、『ジャングルぐるぐるー松本秋則の音と光の世界』展を開催します。松本氏は、竹や和紙、廃品等を利用してサウンド・オブジェ(音の出る作品)を制作し続けている作家です。鑑賞者が触れることで音が鳴り出したり、雨や風によって軽やかに動きつつ音をたてる立体作品など、松本氏が生み出す作品は時に華やかに、時には囁くように鑑賞者に語りかけます。
本展では、展示室を暗幕で2つに仕切り、それぞれ異なった趣向で空間を構成していきます。手前の部屋には、10種類のサウンド・オブジェを置き、来館者がそれらを操作できるような仕掛けを用意しています。会場を訪れると、まず、レコード盤で見立てた直径30cmほどの黒い紙が渡されます。次に、白い紙をはさみで切り取り、レコード盤に貼り付けていきます。それを展示室内に設置されたターン・テーブルに乗せると、切り取られた白い紙のかたちをセンサーが読み取り、10種類のサウンド・オブジェが音を奏で始めるようになっているのです。一方、奥の部屋では、音と光の競演が繰り広げられています。竹を素材とした様々な形状のサウンド・オブジェが、自動演奏で心地よい音色を響かせています。明かりのオブジェによって、白い壁には水の波紋や雲のような影が映し出され、刻々と表情が変化していきます。薄暗がりの空間を満たすやさしい響きと、うつろう光の効果で、そこは幻想的な音と光のジャングルとなることでしょう。参加し、体験できる展覧会を存分にお楽しみ下さい。
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◆開館時間…午前9:30~午後5:00 (最終入館は午後4:30まで)
◆休 館 日…毎週月曜日、2月12日(木)
◇会 場/浜田市世界こども美術館
[主 催] 浜田市/浜田市教育委員会/財団法人浜田市教育文化振興事業団
[協 力] 島根県立博物館
◆観覧料/
一 般 400円 (300円)
高校・大学生 300円(200円)
小・中学生 100円 (50円)
※( )内は20名以上の団体料金