ボンジュール フランス展
2000年 2月5日(土)-3月26日(日)
Bonjour France フランスの子どもたちの作品、大集合!!
こども美術館とフランスのつながりは、「ラトリエ」という組織との交流からはじまりました。
フランスは、多くの芸術家が生まれた国。モネやマティス、ルノワールといった有名な画家たちを生み出しています。そんな芸術の国・フランスには、何百という美術館があり、多くの美術館では、子どもたちの美術教育に力をいれているのだそうです。
そのなかの一つに「ラトリエ」という組織があります。「ラトリエ」は、パリから南に約120km行った所、人口1万6千人ほどの小さな町 サン・ジャン・ド・ブレ にある組織です。ここでは、こども美術館と同じように、絵をみる楽しみや作品をつくる喜びを子どもたちに感じてもらうため日々いろいろな活動が行われています。
ラトリエは、画家の作品を展示するための美術館ではありません。子どもたちが様々な芸術にふれることができるよう、いろいろな分野のワークショップを開催したり、町中がまるごと美術館になるほどの盛大なお祭りを開いたりする、子どものための施設なのです。市内の小学校の子どもたちが、週・3回ラトリエを訪れ、楽しい創作活動に挑戦しています。絵をみたいときはどうするの? 心配ご無用、そんな時は、有名な作品を展示しているルーブル美術館やピカソ美術館などに行けばOK!巨匠たちの絵をみた後に生まれる作品は、超大作ばかりです。今回、ラトリエの日々の活動の中で生まれた作品が勢ぞろいしました。
日本の子どもたちだって負けてはいません。今回、紹介するのは東京の子どもたちの作品です。大都市・東京で、様々な刺激を受けている子どもたちの作品は、ちょっぴり大人っぽく、ちょっとおしゃれで、かっこいい!? 画家の作品からヒントを得たものや、海外の国の様子を想像して描いた作品など様々です。