2019年 国際交流事業 交流ワークショップ
世界各国で活躍している児童美術の専門家をお招きし、浜田市世界こども美術館を会場に斬新なワークショップを繰り広げる「国際交流ワークショップ」。それぞれの国の芸術や文化にちなんだ活動を体験することで、モノづくりの喜びや表現することの大切さ、そして国際交流の重要さを感じるきっかけになってもらいたい。そして“アート”と“子ども”と“世界”をつなげられるような美術館として地域に密着した活動を続けていきたいと考えています。
フランス
France
ポンピドゥーセンター
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ヨーロッパ一の近現代アートのコレクションを誇る国立近現代美術館を中心にした施設。子どもたちの情操教育のために作られた体験型の子どものアトリエやギャラリーが併設されており、様々な活動が積極的に行われている。
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イザベル・フランツ・マルティ氏(子どもギャラリープロジェクトマネージャー)
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ギリシャ
Greece
子どものワークショップ色鉛筆(ギリシャこども美術館)
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ギリシャこども美術館で20年間学芸員として勤務していたセアノ氏が2014年に立ち上げたアートワークショップ教室。アテネ市内で、幼児から10代の若者のための表現活動を支援する活動を展開している。
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セアノ・コタリドゥ氏(子どものワークショップ色鉛筆代表)
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台湾
Taiwan
台北蘇荷こども美術館
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2003年台北にオープンした台湾初の子どものための美術館。「芸術教育」をコンセプトにしており、子どもたちの創造力を伸ばすため、独創的なイベントを実施。見るだけではなく、触れて作品に親しむためのハンズオン展示を行っている。
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ホァン・メイ・リン氏(教育普及部長)
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フランス・ギリシア・台湾から3名の指導者をお招きし、延べ21回の交流ワークショップを実施。ポロックやエルンスト、カルダーなど著名なアーティストの表現方法に挑戦したり、それぞれの国・地域の自然や文化をテーマにした創作にも取り組みました。身近な素材の新しい使い方を教わったり、初めて使う画材にも触れ、新鮮な驚きと喜びが混ざり合う印象的な内容となりました。
チルドレンズミュージアムセッション
2019年11月1日(金) 16:00~18:30
フランス・ギリシア・台湾から来られた指導者の皆さんに、それぞれの美術館で行われている独創的な事例を紹介いただき情報交換するチルドレンズミユージアムセッションを実施しました。今後の美術館における子ども達の造形活動の手法や意義について意見交換の場とするとともに、日本の美術館や大学、教育現場で子ども達の美術教育に携わっている方々と“美術教育と美術館のかかわり”について意見を交わしあいました。「アートにはたくさんの未来の扉をあける力があること」「我々の仕事は子どもたちの心に種を植えつけること」などを確認・共有しあう時間となりました。
平成31年度 文化庁 地域の博物館を中核としたクラスター形成事業